音楽家のいいね欄をのぞいてみる。
見てみよう、みんなのいいね欄。
こんにちは。
先日黙って出してたオモコロ杯に綺麗に落ちたEPOCALCです。よろしくお願いします。
皆さん、好きな人の裏側というのは見てみたいものですよね。
ちなみにこれにYesと答える人は正直者、Noと答える人は嘘つきというように
簡易的なウソ発見器として使えると言われます。
しかし、行き過ぎると良くありません。
僕の古い友人は好きな人をストーキングして問題になっていました。*1
人が見られることを意図しない所を見ようとするのは良くありません。
・・・逆に言えば、誰でも見えるところだったらいくらでも見ていいんじゃないか!?
そういうわけで今回は音楽家のいいね欄を根掘り葉掘り見てみよう!!!!という
中々に性格の悪い企画になります。
川谷絵音の場合
音楽家でTwitterといえばまずはこの人でしょうから、まずはジャブ代わりに。
早速いいね欄を召還するとなんと意外や意外、わずか43いいね。
その厳選されたツイートたちをのぞいてみると・・・
ああ、安心した。
我々が期待する川谷絵音像をいいね欄でも表現しようとする
トップスターとしての姿勢をひしひし感じる。
あと、The Novembersが占める割合がめっちゃ高い。
結構昔からの付き合いがあるらしい。にゃるほどにぇ~。
後藤正文の場合
基本的に左派に寄りやすいミュージシャンの中でもずば抜けて左なのがアジカンの後藤正文氏だろう。
まあミュージシャンはそうあるべきだとは思うヨ。
さていいね欄は・・・
ああ~そうそう、そういうの~!後藤さんに求めているのはそういうの~!
この「いかにも」な記事にいいねできるのは後藤さんだからこそできる。
普通のミュージシャンは、さすがにここまでのヤツはちょっと…と思うだろうが、
後藤さんは「まあ、ゴッチだしな」で終わる。ブランド力凄い。
・・・こんなこと書くと後藤さんが「言いたいことを自由に言えないのはおかしい」とか言い出す。間違いない。
坂本龍一の場合
ご存知、坂本龍一。
一応このアカウントはご本人もやっているらしく、たまに日本語で呟く。
いいね欄を見てみると・・・
絶賛ユザーン中。
坂本龍一に言及しているツイートだから・・・というわけでは別にないようで
普通に面白がっていいねしているようだ。
ならばユザーンの場合
音楽界のネタツイの帝王・ユザーン。
本当は渋谷系末期に活躍したタブラの大名手なのだが、
僕のクラスの仲間内ではもうネタツイの人という認識である。
坂本龍一をもうならせる笑いの源泉はどこから来るのだろうか。
ご覧ください、このいいね欄。
新旧・オールジャンルのミュージシャン関連のネタツイのオンパレード。
このいいね欄を見たとき「すごい・・・」と呟いてしまった。
このような日々のたゆまぬ研究・努力の末、あのユザーンのネタツイが生まれたのである。
岸田繁の場合
今度は言わずと知れたくるりの人。
気難しそうなイメージがある岸田さんだが、
どんなツイートにいいねするのだろうか。
ん?
え?
意外や意外、なんと岸田さん鉄オタだった。
音楽関係以外のいいねはほとんど電車関係である。
これほどであれば電車に乗るために意味なく旅行したり、
家に凄いNゲージ模型を作っているのかもしれない。
カジヒデキの場合
渋谷系を代表する人物といっても過言ではないが、
いいねするものはどんなツイートだろうか。
ヌーヴェルバーグ!!!!
北欧!!!!
すっげー!本当にこの人根っからの渋谷系だ!
本当にこんな人物いたんだ!(失礼)
かなりの割合で北欧(主にスウェーデン)とヌーヴェルバーグにいいねしており
今まで文章でしか知らなかった90年代渋谷系の人を見られたような気がして
タイムマシンで実際に関ヶ原の戦いを見たような気分である。
あと、たまにカジさんが住んでいるのであろう地域のお得情報にいいねがついている。
平沢進の場合
20万フォロワーいる自称マイナーミュージシャン。
(コーネリアスとオザケンのフォロワーの合計数くらい。ステルスとは…)
何を言ってるんだか分からない*2・連投ウザイと言われながらも
なんだかんだでネットで人気のある人物である。
そもそも、この人がいいねを付けることなんてあるんだろうか・・・?
付けてた。13件。
また13とはなかなか「らしい」数字を・・・
付けているのはほとんどP-MODELのキーボーディストことぶき光氏のもの。
・・・が、ことぶき氏のツイートはもう言語として破綻しており、意味不明。
あと「事務所の入り口に鮭の切り身が二つ落ちていた」という謎ツイートにもいいね。
いいね欄もつかみどころのない人物だ・・・
一十三十一の場合
シティポップの女王、一十三十一。
もうかなりのやり手・古参ミュージシャンだが
積極的に若いミュージシャンと関わっていこうという積極的な姿勢は衰えない。
そんな一十三十一がいいねするのはかわいい家具やおいしそうなご飯。
今までのガサツな男たちとはうって変わって癒される。
あのネタツイの嵐からよくこんな綺麗なツイート見つけてこれたものだ。
感服。
折坂悠太の場合
最後は若手二人で締めましょう。
まずは新しくも懐かしいフォークを奏でる折坂悠太氏。
フォーキーな作風でありつつも棘がある折坂氏のいいね欄は・・・
西東京界隈のフォーク人脈のツイートにいいねを積極的にしている。
誠実の塊かこの人は。
折坂氏はかなり大物になってしまったが、
自分を育ててくれた土地への感謝は忘れない、温情の深い人物のようだ。
長谷川白紙の場合
若手その2。
そして謎にダ・ヴィンチ・恐山からフォローされている長谷川白紙氏。
出すものすべて奇怪な人物だが、そんな彼がいいねするのは・・・
マンスーン。
mann。
すばらしく現代のツイッタラーの姿そのものである。
まあ21歳らしいので、当たり前っちゃア当たり前。
今まで見てきた人とは違って界隈とか関係なしに
割となんでも「ネタツイ」にいいねしている感じだった。
あの喩えようもない不可思議な音楽は
雑多に転がるインターネットのネタのような飄々とした姿勢を吸収して生まれたものなのかもしれない。
ええ。この企画、オチなしです。
お疲れさまでした。
また気が向けばやる可能性があったりなかったりします。
ではまた。