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若者ナイアガラーの音楽雑記~本州一下らない音楽レビューサイト

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用語集

このブログで頻繁に使うけれど、音楽を聴き始めた人には良く分からないワードを解説するコーナーです。

 あと、このコーナーを読むとある程度「はっぴいえんど史の流れ」も分かります。

 

僕の趣味

はっぴいえんど

細野晴臣大滝詠一鈴木茂松本隆によるロックバンド。

幅広い音楽性を持ち、日本語を自然に組み込み、

しかも全員邦楽の重要人物となったので

「日本のビートルズ」とも呼ばれる。

前述の「はっぴいえんど史」というのはこのバンドを起点に邦楽を語るやり方で

「本当に流行っていた音楽ではない」「視野が狭い」という指摘があるものの、

ここで出てくるバンド群は海外の音楽通からも支持される上、

他国のロック史、クラシック音楽史、さらには現代哲学史等と写像になっており

非常に扱いやすいので今日まで評論家の主流の考え方になっている。

 

・ナイアガラー

大滝詠一と彼の関係者の愛好家のこと。

大滝詠一主宰のレーベル名「ナイアガラ」にちなむ。

 

ナイアガラに所属していた山下達郎大貫妙子

うる星やつらのOPの作詞で知られる伊藤銀二、

所属していないものの大滝詠一と深く関わりのあった

竹内まりや佐野元春

ウイスキーがお好きでしょ」の作者・杉真理などを総称して

ナイアガラ系とも呼ぶ。

作風には自身の趣味の曲が反映されていることが多い。

 

1970年代から存在している概念で、

音楽関係のめんどくさいファンの走りともいえる存在である。

この流れはのちのサブカル系のファンに受け継がれる要出典】。

 

・ティンパン系

ナイアガラ系が大滝詠一関連であるように

70年代細野晴臣関連のアーティストを総称した呼び名。

70年代に細野晴臣がやっていたバンド「ティンパンアレー」にちなむ。

松任谷正隆佐藤博など。

ちなみに80年代細野晴臣関連は接点の場所によって

YMO系、Yen系、Non Standard系に大別できる。

全体的に電子音楽、特に環境音楽に傾倒している人が多い。

70年代後半のアングラで活躍したパンクバンド群・東京ロッカーズ

ポストYMOとして出てきた三バンテクノ御三家

アングラレーベルの先駆けナゴムレコードなど、

一見はっぴいえんど史に出てこないミュージシャンも

細野晴臣関連のいずれかに接点を求められることが多い。

 

・Nova Musicha

イタリアのレーベルCrampsが出していたシリーズ。

前衛的な無調音楽が絶え間なく続く狂気のレコード集である。

John Cageのキノコのジャケットが有名。

その他のアルバムもジャケットが美しく、

現代音楽愛好家から蒐集の対象になっている。

 

 

ジャンル

・オールディーズ

ビートルズ以前のポップス。

ロコモーションなんかが有名か。

一応ジャンルだが、幅が広くて一口に説明できない。

 


Little Eva - The Locomotion

 

 

 

・サイケ(デリック)

薬物中毒の幻覚ような(曲)。

一言でいえば「シュール」。

ビートルズのHello Goodbyeなんかが代表的。

フランスの歌として有名な「オー・シャンゼリゼ」も

元々イギリスのサイケのカバーらしい。

サイケポップについては今のポップスにも影響が色濃く残っている。

 


This Will Be Our Year - The Zombies

 

 

 

AOR

大人向けロックのこと。

代表的な人にビリー・ジョエルがいる。Uptown Girlは有名。

当時から産業ロックと批判されることも多いが

後のギターポップとかにつながるので大事なジャンル。

 


Toto - Africa (Official Music Video)

 

 

・シティポップ

70-80年代、日本人が作り上げた都会派の洋楽風邦楽。

大半がナイアガラ系やティンパン系の人、

もしくははっぴいえんどフォロワーによるもの。

オールディーズやサイケポップ、AORをルーツとするので

時代の経過に耐えることができる作風。

山下達郎とか、最近だとネバヤンとか。

最近世界的に流行っているらしい。

 

例 


山下達郎「 RIDE ON TIME」 HD720P

 

 

プログレ

プログレッシブロックの略称。

プログレッシブロックとは欧米で70年代に流行した

前衛・芸術的なロックのこと。

何故商業音楽であるロック・ポップスが芸術たり得るかのキーワード。

前にネットではやったRoundaboutなんかがこのジャンル。

後の色んなジャンルに影響を与えている。

しかしながら、長大・難解であり初心者にはお勧めしない。

ちなみにプログレッシブハウスの略称でもあるが

基本的に僕はそっちの意味では使わない。

 


Yes - Roundabout

 

ギターポップ

アコギやクリーントーン主体のロック。

パンクと同年代だが、全く逆の「穏やかさ」というアプローチで反抗した一派。

 


Aztec Camera - Oblivious (Official Video) (REMASTERED)

 

ニューウェーブ

パンクブーム以降に出てきた先鋭的な音楽。

パンクっぽいがテクノに近い触感がある。

というか後のテクノ。

ギターポップを含めることもある。

 


Devo | Satisfaction | Official Video

 

渋谷系

音楽に精通した日本の若者が生み出した引用の音楽。

引用を頻繁にしたナイアガラ系のリバイバルとも言われる。

多かれ少なかれ前衛的な音楽が多い気がする。

90年代、引用していればなんでも渋谷系にくくられたので

ギターポップからノイズ音楽まで幅広い。

10年以上邦楽界に居座り続けたので

初めと終わりとで全然音楽性が違う。

でも「軸」はぶれていないのが分かるはず。

 

例1:初期渋谷系


Pizzicato Five - Sweet Soul Revue

 

 

例2:後期渋谷系


CORNELIUS - Point Of View Point

 

・Vaporwave

2010年代、海外で流行ったネット音楽。

後期渋谷系に影響を受けているという説がある。

昔の曲をほぼ丸ごとサンプリングするというイリーガルな音楽であったが

今のテクノ・ヒップホップ系にかなりの影響を与えており、

享楽的でダンサブルなFuture Funk,

ジャズ風で落ち着いたLo-fi HipHop,

後述するトラックメイカーなど

多種多様なジャンルを生み出すきっかけになった。

また、この中で山下達郎が使われたことによりシティポップが流行った。

 


MACINTOSH PLUS - リサフランク420 / 現代のコンピュー (Music Video)

 

・トラックメイカ

DTMならではの技法を使って曲作る人。

基本的にVaporwaveに強い影響を受けたアーティスト。

2010年代後半現在のアングラ邦楽界の流行。

tofubeatsなんかが有名。

 


tofubeats - 水星 feat.オノマトペ大臣(PV)

 

他、適宜追記します。

 

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